有価証券には、上場株式、投資信託、公社債などの上場有価証券のほか、非上場会社の株式などがあります。
相続財産の調査の一環としての有価証券の調査の方法については、【有価証券の調査】をご覧下さい。
相続財産の価額を基準として遺産分割を行う場合、分割時の実勢価格を基準とします。
有価証券の実勢価格を知るためには、上場株式、投資信託、公社債などについては、取引のあった証券会社に相続発生日の市場価格を問い合わせます。通常、残高証明と一緒に、市場価格を記載した資料の交付を受けることができます。
非上場会社の会社の株式については、どこにも取引相場はないため、実勢価格を知るためには評価を行う必要があります。一般の方が自ら株式の価額を評価することは困難なため、税理士や公認会計士などの専門家に評価を求めることが一般的です。
弁護士からのメッセージ
相続のトラブルについて自分で相手と直接交渉すると、感情がからみ、ストレスが溜まります。
また、今後どうして良いのかや、結果が分からないため、「もやもやとした気持ち」に悩まされ続けます。毎年、沢山のお客様が、このような気持ちを抱えて当事務所にお越しになります。
そして、ご相談・ご依頼の後、多くのお客様の表情は、見違えるほど明るくなります。
まだ問題が解決していなくても、直接交渉のストレスから解放され、問題が解決していく道のりを知るだけで、気持ちは大きく変わるのです。
これは、登山の途中で、山道の続く先に山頂を見付けた時の気持ちと同じです。
あなたもストレスや不安な気持ちに別れを告げるために、思い切って一歩を踏み出しましょう。ご相談をお待ちしています。
弁護士 加藤 尚憲